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2015年1月10日 (土)

聴力

全身にわたって老化が進んでいくのは当たり前のことだが、少しでも遅らせ得るものならば、少しは実行しているつもりだ。

だけど、聴力の低下だけは、防ぎようがないのではないだろうか。

孫と電話で話すと、真っ先に自分のうれしかったことを報告する。「・・・を買ってもらったの!」

子供たちに今何がはやっているのか、おもちゃの名前など聞いたこともないから、1回ぐらいは聞き返しても、それで聞き取れなかったら、いいかげんに「そう。よかったね~」で済ませておく。

家へ来ていて面と向かって孫と話している時、教えてくれているのだからと、しっかり分かったことを伝えたいと、それを繰り返すと、間違っている。

そばから息子が、「本当に聞こえないんだなあ」と言っていた。

普段、会話で不自由を感じることはないのだけど、大体は話の流れで、内容も想像力が自然にカバーしてくれるからだろう。

だけど、話の中に考えられないような事がらが交じったとき、私の自信はなくなってしまう。

絶対に正確に聞き取らなければならない場合は、何度聞き返そうが、確信できるまで聞くしかない。

みんなで旅行した際、駅前から旅館へ電話して、車で迎えに来てもらうときの場所について、宿の人は、ただ、「キカンシャの前で待っていてください」と言った。

駅前で”キカンシャ”なんて想像がつかなかった。

何かの聞き間違えだろうと何度も聞き返したが”キカンシャ”としか言わない。

やっと見えた!

廃車になった機関車の先頭部分が少し先に飾られていた。

経験、想像の助けを借りられない、意外なモノであった場合、ちょっと困ることがある。

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