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2015年2月11日 (水)

猫の寿命

足を引きずりながらも、大きな犬を散歩させていた近所の70代ぐらいの男性がいたが、そのうち車に犬を乗せて、川べりの片側が広い田んぼになっている土手に来て、犬を放すようになった。

運転は大丈夫なのかと心配なぐらいだった。

ところが暫くして、その家から息子さんでもない男性が勢いよく犬を散歩させているのを見た。

出会った近所の人にご主人はどうされたのかと聞いたら、入院されているということだった。

それで奥さんは働いているし、犬はやむなく、犬の散歩をさせてくれるブリーダーさんに頼んでいるとのことだった。

犬でも猫でもずっと飼っている人は、いなくなると寂しくて、何度か飼うことになる。

が、最後は、自分が元気で死ぬまでの面倒を見られるか、両方の命の予測をしなければならない。

私が時々のぞいている、野良猫を家猫に拾い上げた女性は、近くで見るとそう若くはなさそうだった。

タバコは吸われているし、猫を最後までみられるのだろうかと少し気にかかっていた。

すると、「私が万が一入院でもすることになったら、友達が猫をみてあげるわよと言ってくれているの」

そして、「ももちゃんと名づけてやりました。夜中でも『ももちゃん』と声をかけると、『ニャン』と返事をするんですよ」

私はこの人が猫よりも長生きして元気でいられることを祈った。

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