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2015年4月10日 (金)

91歳になられる外山滋比古氏は、容姿ともにまったく老人くさくない。

91歳でもこんなに素敵でいられるのはいいな、と思う。

でも、日々、頭と体の両方の不断の努力のせいで、今が保たれているのだ。

こんなことをおっしゃっていた。

知的になれる方向として、

① 間違うこと  ② 忘れること  ③ 新しいことを考えること

の三つをあげられた。

間違ったり、忘れたりは、老人として当たり前のことだと肯定して、そこであきらめずに、これではいけないと、それを補う方法を考えることが伸びることになるのではないかと、勝手に解釈した。

知的とはまるでちがう、些少なことだが、先日、私はこんな経験をした。

今年も岡山の友達が、自家栽培した苺を送ってくれた。

苺といえば、日に日に鮮度は落ちるから、到着したら、何が何でも半分を二男の所へ持っていってやることにしていた。

その日は主人が車に乗って出ていて、帰ってきたのが夕方だった。

あいにく雨がひどく降り出したが、かまわず出発した。

何度も通った道だから、ここからは道なりに行けばいいだけなんだから、と思いながら進んだのだけど、雨がひどくなると、道路標識がまったく見えない。

道なりとおもっていても、三叉路などに来ると、どれがメインの道かわからなくなった。

往きは、やっと息子と待ち合わせの駅にたどり着いて、無事に苺を渡した。

帰りはまだまだ大変な思いをした。知らない場所へ出てしまって引き返したりと。

長男に言われた。なんでそんなにまでして苺を持っていくんだ、行くなら電車で行くといい!

もっとも、もっとも。  

≪今後、大雨の時は慣れない道は運転しない≫

今回のことで、その覚悟ができた。

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