夏休み
孫たちが夏休み中の我が家の行事は、二男のところの孫のお泊りと、三男一家がやってきて、勢ぞろいすることだ。
お盆に来たからちゃんは、宿題をかかえてきた。
4年生になると急に住んでいる地球や社会の動きに探求が始まるようだ。
星座の観察をするといっていたからちゃんは、曇っていた夜空に星がまたたきだすと、おじいちゃんに促され、ノートをもって公園に出た。
大きなケヤキの樹をスケッチし、こと座の位置を描き止めた。
それから1時間後にこと座がどれだけ移動したか、スケッチした。
もう一つ、課題をもらっているそうだ。
これから二学期にかけて取り組むというからちゃんが担当する課題は、
《化石エネルギーの大量消費》というもの。
他の人が 《砂漠化》 《オゾンホール》 《大気汚染》 《水質汚染》
に取り組むという。
人類の大問題に探求をすすめるというのだから、まったく恐れ入る。
これからは子供に教えられなければならない。
これらはすべて孫たちの年代にとっては深刻な問題である。
孫たちが住みにくくなるような環境の悪化をくい止めるために、大人たちは差し迫った問題として真剣に考えなければならない。
4年生にして、このような遠大な問題に取り組んでいることに驚いた。
一週間後に従弟のたいちゃんたちが来ることになって、またからちゃんたちも来た。
夜、家に帰るとき車を停めているところまで、なかちゃんと手をつないで見送りに行く途中、「ママは忙しくて来られなかったけど、今度はママも一緒にきてね」というと、
「きょうはママが来られなくてごめんなさい」といった。
三歳のなかちゃんがいつの間にかこんなことが言えるほどに成長したのだと思うとうれしかった。
一年生になった、たいちゃんはからちゃんと遊ぶことを何より楽しみにしてうちへ来る。
一緒にゲームで遊び、夜、花火をして大はしゃぎだった。
翌朝たいちゃんは「きのうは楽しかったなあ!」と思い起こしているようだった。
四歳の弟のゆいとくんが「からちゃんはかわいい!」といっていたのには笑ってしまった。
二歳になった三男のかなちゃんは、兄たちが遊んでいるとばっちりを受けて、転んだり物にぶつかったりしながらも少々のことで泣いてはいない、中に交じり合っている。
喧騒の一日だった。
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