「吉備路文学館」
郷里の倉敷へ中学の同期会に行ってきた。
近頃は同期会そのものよりそれを足がかりに、途中下車するとか、足を延ばして自分だけの行きたい場所をたずねるのが楽しみになっている。
今回は岡山の造り酒屋の息子であった内田百閒のゆかりの地を訪ねたり、資料館でもあれば行きたいと思っていた。
ネットで調べたら、県の宿泊施設に自筆の書などが展示されていたようだが客が減ったので閉鎖されたとあった。
ほかに岡山駅から歩いて10分ほどの場所に「吉備路文学館」というのがあり、岡山にゆかりのある文人たちの手紙類などが展示されているとのことだったので、期待して訪ねた。
ところが現在は「薄田泣菫展」を開催中で、他に常設展はないとのことだった。企画展が催されるときは常設のものは引っ込められるらしい。内田百閒に関してはビデオがあるのでよかったらこれをお見せしますという。
教育会館の百閒のものはどうしたのでしょうと聞くと、あれは県のものだから県が保管しているのでしょうと言われた。
しかたがないので「薄田泣菫展」を見た後、ビデオを見せてもらった。
ほとんどは私が見ている写真や話ばかりだったが、昔の岡山の風景などが映し出されていた。
県が保有している百閒の手紙類、書などを見たい。次に郷里へ戻ったとき、また訪ねることにしようと思う。
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