新しい運転免許証
期限内に高齢者講習が間に合わなくなったため、警察署で運転免許を3ヶ月延長してもらう手続きをして、あとは受講証明書のみ提出すればいいようにしていたのだが。
やっとその日が来て、教習所で適性検査や実技の講習を受けた。
視力検査では、動体視力は”ふつう”だったが、夜間視力はやはり”劣っている”と判定が出た。
暗い画面が次第に明るくなっていき、見えるようになった丸の空いている箇所をこたえるのだが、
「動くからわかりにくいですね」といったら、「動いていませんよ。乱視があるんではないですか?」といわれ、自分の乱視がこんなふうに表れるのだと知った。
模擬運転による運転適正では、『認知判断の速さ』が”優れている”という結果が出たのは、任天堂のDS脳トレをやっているせいではないかと思う。実際の判断は鈍い方なのだが。
最近、高齢ドライバーのアクセルとブレーキを間違えたことによる事故が多い。
今回の実技で目新しいと思われた運転の技は、『車輪を段差があるところまで進めてぶつかって停車し、そこからアクセルを踏んで段差の上に乗り上げ、すぐにブレーキをかける』 『段差からバックして下りたとたんに、すぐにブレーキをかける』というものだった。
アクセルとブレーキを踏み間違えた場合、すぐにブレーキに反射的に切り変えられるように頭に入れておく必要があると思った。
74歳までの高齢者は受講しさえすればよいのであって、結果の良し悪しは免許に関係ない。
高齢者が相手だけに教習所の人は、笑ってしまうようなことに念を押す。
「免許証を返しますよ。ポケットなどに入れないでくださいね。いつも入れている所にしまってくださいよ」
「講習会受講証明書をお渡ししますよ。9人全員にお渡ししますよ。後からもらっていないという人が現れてもみなさんが証人ですよ」といわれた。
片付けてしまいたかったので、もらった受講証明書を持ってそのまま警察署へ回った。
午後は1時からと紙が貼られており、お昼休み終了まで30分も待たねばならないかと思っていたら、女性事務員さんが傍に来てくれて、「お昼休みですけど、すぐできますから」と言ってくれた。
お役所でも、こんなに融通をきかせてくれる人がいるんだと、大変ありがたかった。
運転講習に警察署と、気にかかっていたことを一気に終えて、新しい免許証を手にすることが出来た。
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