煎茶のお稽古
煎茶のお稽古がやっと始まった。
というのは、先生は膝の手術をしてお稽古を休まれていた。片方だけ手術したのでまた数か月してもう一方の膝も手術されるそうだ。
長年、長時間正座を続けてきたことで膝を痛めてしまわれたようだ。
今はまだ椅子に座って指導してくださる。
10年前に習っていたころは、誰も正座椅子を使う人もいなかったが、今は先生がいくつも用意してあるという。
私も自分の正座椅子を持参した。
お茶を頂くときや、お点前をするときはお尻の下に敷いたり、道具を運ぶときは置いてけぼりにして、後から取りに行ったりといそがしい。先生も「膝は自己管理してくださいよ」と言われる。
全然覚えていないので、割り稽古といって、布巾の扱い方などを部分的に教わるのから始めた。
煎茶手前も1回。教えられながら手を動かすのも,たのしい。
着物を久しぶりに着た。
電車の中で、隣に座った私と同年齢くらいの女性に「お茶会ですか」と声をかけられた。
それから二駅乗っている間その人はずっと、「お母さんに作ってもらった着物がもったいないが、大腸がんの手術をして着られなくなった」とか、孫の話とかしていた。
そして「目の保養をさせてもらいました」とお世辞をいわれた。別にただの着物だが、あまり着ている人を見かけないから、話しかけたくなるのだろう。いい話し相手になってあげられた。
月に2回、これから出来るだけ着物でお稽古しようと思っている。
それもうれしい。
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