« 燕が巣作り | トップページ | 梅とあじさい »

2016年6月10日 (金)

訪問買い取り業者

性懲りもなくまた、電話で「不要なものはありませんか」の誘いに応じてしまった。

自分の頭の中で、”あれはもう要らないな”などと思ったりするものがあったとき、そこへ渡りに船とばかりに電話がかかってきたりすると、タダよりましならばゴミで処分するよりはいいか・・・と招き入れてしまうのだ。

昔、切手趣味週間などの記念切手を買っていたときがあって、綺麗だしいつか多少の値打ちがでるかもしれないなどと思って買いためていた。

だが、このまま残していてもしかたがない、使うなりして処分していこうと思った。

数か月前、そういうときに電話があって、「切手はどうですか?」と聞くと「切手も買い取りますよ}と言ったので、もしかして、値打ちのあるものがあるかもしれないと思って呼び込んでしまった。

結局値打ちのある切手は全然なくて、「使わないなら7掛けで買い取ります」と言った。

とんでもない、今でも切手はしょっちゅう買っているのだし、それなら使えばいい。

業者も何か持って帰りたいから「楽器などは?」と聞かれ、ふいに思いついて息子にバイオリンを習わせたとき最初に買った16分の1の小さなバイオリンがあるのをこの際処分しようかと持ち出した。たったの千円だった。あとテレフォンカードなど。

後から息子にバイオリンを処分したことを話すと「とっておきたかったな」と言ったので、少々惜しいことをしたような気分になってしまった。そして、「ギターはいらないんだけど」と言った。

そのギターが頭にあったので、今度、別の業者から電話があったので、ギターを出そうと思った。これは、なかなかしたたかな若い男で、イミテーションでもいいから宝石を出してくれという。少し前に処分したから宝石類はないというと、「使っているものを査定するから見せて」という。

それならと、イミテーションだけ見せた。すると、「話がちがうじゃないですか」と居直る態度に出た。

私も少しは度胸がついてきた。「使っているものは査定してもらう必要はないから」とつっぱねた。(奥に主人がいるのがわかっているから相手もこれ以上は出られない)

結局、このギターは練習用で数千円ぐらいで買ったものだろうからお金にはならないといって帰って行った。

大きなギターは場所をとるが、まだ廃棄物で出すほどの決心もつかないので当分押し入れの奥で眠らせておくしかない。

バイオリンのときの業者は最初に名刺も出したし、ちゃんと商売している業者だと思う。

 

 

|

« 燕が巣作り | トップページ | 梅とあじさい »