燕の雛
燕が抱卵を初めて11日目。玄関に割れた卵の殻が落ちていた。それから1個、1個と3日間ぐらいにわたって雛が誕生したようだった。
だが、一向に鳴き声はしないし、姿は見えない。
生きてるのかな、といぶかっていたところ、突然姿を現した。
5羽も生まれていたのだ。
写真をうまく手に収めたところで、周りを巡回していた親鳥に気づかれた。
親鳥のチィーチィーという甲高い声に、雛たちは一瞬にして巣の中に隠れて見えなくなった。
翌日、そっと玄関を開けると、雛たちは暑いからか、巣の外に首をもたせ掛けるようにして休んでいる。私が玄関の外に出ようものなら、すぐさま巡回中の親鳥が見つけて、警戒警報を出す。雛たちは引っ込む。私が巣を眺めている間中、親鳥は叫び続けていた。
初めて巣を作った場所で、親鳥は心配でならないのだろう。
こちらも気を使って、開けたてはソッとして、隠れるようにして見ている。
馴染んでくれればいいが。
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