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2016年7月17日 (日)

燕のひな

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玄関の燕のひなは大きく育っている。
小さな巣の中に5羽が窮屈そうにしている。
丁度親鳥が獲物をヒナたちに持ってこようとしていて、ヒナたちはピーピーとけたたましく騒いでいた時、親鳥は私が顔を出したのに気づき、ヒナたちに警告を発しながら飛び去った。
 
そして、親鳥は近くの電線に止まって、チィーチィーと危険な状態が続いていることを知らせ続けていた。けれどももう巣の中に隠れる余地はないので雛たちはおとなしく首を出したままだった。
ヒナたちが生まれてすぐのころは、母燕がチィーチィーと叫べば、すぐに父燕がやってくるし、アッという間にどこからか10数羽の仲間たちが飛んできて、周りをけたたましく飛び回っていた。
その後、ヒナたちが成長するにつれ、仲間もあまりやってこなくなった。
たぶん、母燕の鳴き声が危険度を伝える度合いを現しているのだろう。
1週間前はまだ体が小さくて、親鳥が取ってきたエサが十分過ぎて、たたきに落ちた赤トンボや蝶が、少し弱ったまま動いたりしていて、私はそれらを捕まえて巣の中のヒナの口にくわえさそうとしたが口を開けなかった。
今は食欲旺盛になったヒナたちのために、親燕はエサ探しに忙しく、電線に止まって休んでいる姿を見ることがない。
 

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