高価なハーブティー
先日、料理講習会を行った生活改善グループの知人が家に来て、今日午後、500円の材料費で、公民館でハーブティを使った料理の試食会をするが、出席してくれないかと言ってきた。
私は気軽にハーブティーを飲んで、体にいいならお付き合いで一つぐらい買ってもいいわくらいの気持ちで出かけた。
10人ばかりの人たちがいた。
初めにスクリーンに10分ほど映像が映し出された。
そのハーブティを開発した会社の社長の、経過を物語った映像だった。
今日はたまたま10年前に亡くなったその人の命日にあたるという。
見終わったあと、「黙とうしてください」と、長い黙とうを強いられた。
私は、このあたりから、健康にいいお茶を飲みにきただけの者が、なんで縁もゆかりもない商品開発者に黙とうなどしなければならないのか、奇妙に思い出した。
そもそも命日など持ちだすのがおかしい。
不愉快になって、一人頭を持ち上げていた。
料理は、このハーブティーの出しがらをおにぎりやコロッケに入れたり、パンやケーキに入れたりしていた。出しがらの少々ぐらいは何にでも入れられる。
そして食べながら、一人ずつ話をする。
チームの代表に「会員歴はどのくらいですか?」と聞かれる。
(え、何の会員のこと?と思う)
ほとんどが会員歴何年とか、何か月とか答えて、体験談を述べた。
このお茶を飲んでいて体温があがったとか、おなかの具合がよくなったとか、本気で感謝しているようだった。
隣の人に1パック30袋入りがいくらするのか聞いてみたら、4500円もするのだという。
私がしゃべる段になって、「私は健康なので、このお茶を飲むつもりはないので」と言った。
それでこれ以上居ても仕方がないので「用があるから」と言って帰った。
お付き合いだと思い、少し気を許して首を突っ込んだものの、ろくな目に合わないものだなと、これからはやたらと誘いにのらないことにした。
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