たくあん漬けとべったら漬け

もう１０数年漬けているたくあん漬けだが、まだ失敗する。

大根１２本を干し始めて、やれやれ後はいやでも順序通りに事が運ぶ、と思っていたのだが、１日目にして、失敗してしまった。

夜、絶対に霜にあわせてはいけないと、部屋に取り込んだり、厚めの覆いをかけたりしていたのに、どういうわけか、とんとそれに考えが及ばなかった。

まだまだ霜が降りるような寒さではないと、甘く考えていた。

１昼夜干した翌朝、大根がところどころ透明になっている。凍えたのだ。

どういう風に漬けあがるのか、外側だけで中身は大丈夫なのか、気になってしかたがない。

なにしろ３か月にわたって、朝晩、たくあんを食べて、”おいしかった”としめくくるものだから。

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思い切って作り直すことにした。

今日、大根を１０本買ってきて、ベランダに干した。

失敗した１２本の大根は、２日目からは、部屋に取り込み、もう３日たった。

甘酢のベッタラ漬けにしたら、ごまかして食べられるのではないかと思って、ベッタラ漬け用の塩漬けにした。

これも本当は１か月ぐらいたった頃から食べ始めるのがいいらしいが、私はいつも待ちきれずに、3日目ぐらいから食べ始める。

これからも油断することがあるかもしれない。

『夜は必ず部屋に取り込むこと』と、レシピ帖に書いておいた。