「高齢者」の定義
後期高齢者とはいやな言葉だと思っていたが、今年の年賀状に、同級生から二人までも”後期高齢者の仲間入り”と書かれてきた。
たぶん二人とも従順なお人柄だからであろう。
こちらから出していなかった一人には、「高齢者などというレッテルははじきとばしたい!」と書いて返信した。
そもそも「後期高齢者」などという枠組みを作ったのは、75歳から健康保険料の負担割合を変えるために設けられたものなので、自らを「後期高齢者です」と名乗る気にはとてもなれない。
折しも新聞に、『日本老年学会などは、5日、医療や介護などで「65歳以上」とされている高齢者の定義を「75歳以上」に見直すべきだとする提言を発表した』とあった。
75~89歳を「高齢者」、90歳以上を「超高齢者」と定義されることになった。
それでも高齢になれば人さまざまに、病気にかかったり、体に故障をきたすようになるのは当たり前のことだ。
長年の生活習慣のひずみによっていたり、体に無理を重ねて働いてきたからであったりすれば、手厚く医療の保護を受けられるべきだ。
「老化」そのものが、病気となって表れてくるものなのだから。
それを、「後期高齢者」が「高齢者」になったからと、保険料の負担割合が上がったりするようなことがあってはならないと思う。
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