洋服のリフォーム

先日、着物の帯で二つの手提げ袋を作ったことで、スッキリした気分を味わった。

今度は、その余勢を駆って、洋服ダンスの中で長年眠っているオーバーコートをハーフコートに仕立て直すことを思いついた。

私は最初から仕立てることはできないが、手直しは慣れている。

ちょっとのシルエットが身にそぐわなかったり、スカート丈が合わなかったりすると、気になって直さずにはいられない。

年々の暖冬で、厚ぼったいオーバーはもう何年も着ていない。

このままだと、いずれボロで処分することになるだろう。もったいないことだ。

なんとかもう一度世に出して活用したい。

紺色無地のアンゴラのコートはちょっと羽織っても暖かい。

私はもともと瘦せ型なのだが、ずっと変わらなかった体重が、年のせいで以前より２キロ減った。１０年も前に着ていた上着はブカついているようで見苦しい。

そこで、ラグラン袖の型パッドをはずして、その分、肩に添わせて肩下がりを内側に寄せた。そして、袖幅を狭くした。

それからコート丈を１５センチ短くした。

これで、少し長めの暖かいハーフコートに仕上がった。

自分では上出来だと思っているのだが、人から見れば”ダサイ”と思われるようなものかもしれない。