ネギ坊主
地元の農家10数軒で、土・日の半日だけ出している野菜の直売所がある。
少し種類が多いので、週に1回そこまで買いにいっている。
目的があれば少し遠くても歩く気になるので、往復40分の距離は、”今日は十分に運動をした!”という満足感も得られるので、たまにはいい。
今年は蕗のとうがいつまでも出ていて、何度も蕗味噌を作った。
先日、もう売っていないだろうと思っていたら、似たようなものがあった。念のためこれは何かと聞いてみたら、蕗のとうが花になっているんだという。まあ、売っているぐらいだから食べられるんだろうと思って買った。
蕗味噌にできるかどうか、茹でて水にさらしてみたが、案の定苦くて、食べられそうにない。
茹でた蕗を刻んで長芋をすりおろし、卵を加えて練りこみ、団子にして天ぷらにしたらおいしく食べられた。
また、この日、ネギ坊主のようではあるが、まさかと思い、これは何ですかと聞いてみたら、「ネギ坊主です。天ぷらにするといいんです」という。
ほかの野菜に引けを取らない堂々とした売られ方で、10数個が袋に入れられて100円の値が付いている。
本来ならばとうがたち過ぎて捨てられるべきところが、天ぷらに活路を見出されて、こうして店に並べられる。
いいことではあるのだろう。
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