詩吟教室
知り合いに詩吟教室に入りませんかと誘われた。
すぐ近くの公民館で、月2回で1000円という。
安いのはありがたいし、月2回なら無理がないし。
声を発するというのは健康的でいいかもしれないと思う。
それでも様子を見てから入会を申し出ようと思った。
丁度始まる時間に教室へ行った。全員そろっていると思った。
机と椅子を10脚ほど囲んだ中で、男性が一人座っていた。
時間なのにこんなはずはないと思って、「詩吟教室はここでしょうか?」
「そうです。そろそろ先生が見えるころでしょう。」(なんとものんびり)
間もなく先生が見えた。さらに10分ほどたって、私に勧めてくれた知人ともう一人女性が来た。
先生は80歳だそうだ。「1時間半のうち、雑談半分で詩吟半分です。雑談もいいものですよ」と言われ、しばらくは雑談、詩吟にはなかなか入りそうにはない。
うんざりしてきたところでやっと稽古に入った。
漢詩の意味など考えあわせながら声に抑揚をつけて吟ずるのは、面白いものだと思う。
でも、雑談が辛抱できない。
しょせんは、老人会の茶飲み話に、頭の体操を加えたぐらいなものかと思う。
帰ってすぐに電話をいれた。「みなさんについていけそうにありませんので」と。
私は、始めるからには勉強しようと、少しは覚悟もしていたのだけれど。
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