猫の病院通い
ルナが病院の厄介になりだしたのは17歳になる直前だったから、もう3年半を過ぎる。
動物病院の担当の若い女性獣医さんは、「もう長いですね」と言われ、最近は医者代を心配してくれるようになった。
以前は3か月ごとに診察、内臓の血液検査、外注に出す甲状腺機能の検査をするように言われていたのだが、
「これからは、診察を3か月ごとにして血液検査は半年ごとにしましょう」と言ってもらえて、やれ少しラクになるなと、 ホッとした。
診察の日、カゴの中に無理やり押し込める。
車に乗せるとずっと「ニャーニャー」と泣き続け、胃腸が少し弱っているせいか吐いた。
待合室は犬と猫に分かれており、犬の方はいつもいっぱいで、猫の方はたいてい2、3人ぐらいで少ない。
丁寧に診てくれるので、いつも2時間ぐらいは待たされる。
待っている間、ルナはカゴの中で正座して「ウーウー」とずっと怒っている。
それでカゴから出して膝の上に乗せてやった。
すると、猫を連れて来ていた女性が「黒ちゃん、黒ちゃん」と呼び掛けてくれた。
ルナは慣れない場所で、見ず知らずの人から声を掛けられて余計落ち着かない。
カゴのふたを開けると中へ自分から入っていった。カゴの中の方がまだ安心できるようだ。
この日も3時間余りの外出でルナは疲れただろう。
毎月の薬をもらうだけの時はいいが、診察の日は私も半日がかりなので、あれこれ片づけてから出かけることになるのでこの日は忙しい。
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