「加齢性難聴と補聴器」
市立病院で「加齢性難聴と補聴器」という講演会があった。
定員50人に対して大分上回る応募者があったので、会場に入れるだけ人数を増やして受け入れたそうである。
老人が増えて、今まさに直面している問題であることが多いだけに、こうした講演会はたちまち人を寄せることになるようだ。
講師は市立病院の耳鼻科医師で、スライドで耳の構造、仕組などを説明し、補聴器について必要性、選び方、装用する場合に留意することなど、大事なポイントについて話された。
★加齢性難聴は75歳以上の約5割がなる。
加齢性難聴は内耳性難聴なので治療により改善されることはないので、補聴器の適応となる。
★補聴器を装用しても、聞こえるようになるのに最低数か月かかる。その間補聴器の販売店に通う。
慣れるためには若いほどよい。
★補聴器を装用しても、以前の聞こえに戻るわけではない。
残存する聞こえの力を(最大限に)引き出すことが目標。
★補聴器を装用したら朝から寝るまで常時装用する。
可能であれば毎週フィッティング(調整)する。
常用を継続すれば脳が慣れてくる。
3ヵ月は頑張る。
★補聴器は5年から7年ぐらいで買い替えなくてはならない。
値段は片耳20万円から30万円ぐらいで、両耳付けた方がいい。
こんなにも大変なのだ。
お金もかかるが、こまめに調整に通わなくてはならない。
私の場合、テレビのボリュームが大分上がったことと、聞き返すことは多くなったが、会話に不自由するほどではないし、今すぐ買いたいぐらいの気持ちであったが、おいそれと踏み切れない気がしてきた。
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