高血圧に”そば”の効果
神奈川近代文学館には、多くの個人、団体から、文人ゆかりの書類などが寄贈されている。
今回届いた便りで、昭和28年の安岡章太郎宛、庄野潤三の書簡が紹介されていた。
『医師から高血圧(162)につき、禁酒を命ぜられたのが先月の二十日で、爾後生きるのぞみを失い、毎日、そばを食いに行っていたら(そばにはルチンをふくんでいて、血圧を下げ、血管を強化する効能ありと聞いて)、二週間目に144まで下がった。それで今度の会にはビイルくらいならおつきあいできるといふことになり、やっと生色を取り戻している。』
というのがあった。
たった2週間の禁酒とそばで血圧が18も下がったとは、たいした効き目だと思う。
その頃よりずっと添加物の多い食品を食べているから、今の人にこれほどの効果があるとは思えないが、それにしてもそばはいいに違いない。
私は元々低血圧だったのが、60代ぐらいから徐々に上がり始め、健康診断の時、どうかすると上が130だったりする。
下が60ぐらいなので医者からは「全然もんだいありません」とはいわれるのだが。
でも、齢とともに上がるということが、血管がコレステロールで狭くなっているのではないかしら、動脈硬化のせいかしら、などと思ってしまう。
昼食はパンか麺類にしているが、これからはラーメン、うどん、パンなどよりもなるべくそばを食べることにしようと思う。
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