故郷の話
私のゴールデンウィークは終わっていなかった。
故郷に住んでいる甥一家が奥さんの実家へ車で里帰りした帰りに寄ってくれた。知り合いの人たちの様子や、家並みの移り変わりなど話してくれた。
私の家でいつも買っていた魚屋さんは、歳を取られて、もうやめたいと言いながら頑張っていられるそうだ。甥の奥さんは「やめられたら困るんです」と言っていた。
毎朝、下津井漁港でとれた魚を仕入れ夕方には売り切れるほどの、信用で成り立つ小さな魚屋さんだった。
お祭りの時はちらし寿司の上に鰆の酢漬けがのっていた。マナガツオの照り焼きは一番のごちそうだった。
6年生のほのかちゃんと、4年生のひさのりくんは、どちらもお行儀がよい。
あいにく皆予定があって、私しか応対できなかったのだが、老猫ルナが少しだけほのかちゃんのお相手ができたかもしれない。
ほのかちゃんは、二階に逃げ込んでいたルナがほのかちゃんに見つけられ、びっくりしたときの様子をジェスチャーしていた。
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