コートのベルト
母が残した防水加工をしたコート。
私は1枚持っているので着たことはなかった。
最近は近くへ買い物に行ったり、散歩したりする以外に出かける機会が少なくなったので、外出着だろうが、よそゆきだろうが、大事に取っておく必要はないと思い出した。
このコートも今からでも惜しくないぐらいに着てしまおうと思った。
もうこの年だから流行おくれぐらいは気にならない。自分に似合っているように着れさえすればよい。
ところが、ベルト通しはあるのにベルトがない。どうしたものやら。
ベルトなしではズボッとしてしまりがない。
私は徹底して身に合ったように直さなければ着る気にならない性分である。
そこでなんとかベルトを作れるような余った部分はないかと調べてみた。
前身ごろの見返し部分が十分にある。それで左右の見返し部分を切り取って、ベルトの裏表にすることにした。でも長さがちょっと足りない。まだどこか削れるところはないかと探してみたら、両方に大きなポケットがついているので、ポケットを半分ぐらいにして、ベルトの長さを補うことにした。継ぎ目はちょうど結び目になって見えない。
3日かかって仕上げた。出来上がってみれば、自分でよくやったと、満足気にながめている。
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