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2018年9月13日 (木)

市の講座

市が春と秋の2回、塾と称して様々な講座を開設している。

全6回で3千円。講師はいろんな分野で個人が応募する。

今までには着付け教室を受講したことがある。

今回、『楽しく学ぶ日本近代文学』と、『朗読一期一会』の二つの講座を申し込んだ。

「近代文学」の講座は春に初めて開講され、私はよっぽど行きたかったのだが、教室が不便な場所だったので、車がない場合、通うのが難しいかなと思ってあきらめていた。

その後、バスの経路などを調べ、教室も確認して、バスでも行かれそうなので、次に募集があったら受講しようと思っていた。

なので、今回は申し込みをして10月に始まるのを楽しみにしていた。

内容に”逍遥・二葉亭を起点に、大正文学から現代まで思潮を核に・・・”とあったので、逍遥も二葉亭も読んだことがない私は、せめて1冊ぐらいは読んでおこうと、坪内逍遥の『当世書生気質』と二葉亭四迷の『浮雲』を買ってきて、これから読まんとするところだった。

ところが、市の担当者から「講師の先生が急に体調をくずし、今回の講座は取りやめることになった。病気ではないので来年5月にはあるかもしれない」との連絡を受けた。

先生の年齢を聞いてみると83歳の男性だそうだ。

取りやめは大変残念だが、83歳にして講義をやろうとする意欲を持たれていることに感心させられた。

もう一つの『朗読一期一会』の方は初めての講座で、講師の写真付きで案内書が届いた。こちらも大分の高齢男性のようだ。

大体週1回で6回で終了という短期講座で、自分の持っている知識、経験が生かされるとしたら、講師の先生も無理がなく、やりがいを覚えられるのであろうと思う。

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