古本屋
朗読の会は4回が終わった。毎回楽しい。
20数人が四角に囲んだ席のあっちからこっちから、途中からと順を変えて朗読を始めさせるのでいつも身構えていなくてはならない。
自然にみんな感情を込めて、少しずつ声が大きくなっている。
元は百貨店だったビルを市が2フロアー借りて運用しているコミュニティー施設の下は商店などが入っている。
その中に大きな古本屋があっていつも大勢の客が入っている。
私は帰りにこの店で本をあさるのが楽しみになっている。
毎回1~2冊見つけられる。
中でも作家吉田健一が父・吉田茂のことを語った『父のこと』は掘り出し物だった。
戦後処理内閣として、6年間総理大臣を務めた人の息子として、身近で見つめてきた父の姿を語っている。
今日見つけたのは、『千住家、母子の往復書簡』。ヴァイオリ二ストの千住真理子さんとお母さんとの間で交わされた手紙である。
才能あふれる千住三兄弟がどのような家庭で育ったのか知りたいと思う。
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