友だちの詩集
友だちから自費出版された詩集を贈られた。
詩の創作グループに入って30年続けて来られた。
三冊目である。最初はグループでの詩集であったが、2冊目、3冊目は自分だけで100首ほどが収められた立派な詩集である。
専門のイラストレーターに依頼して添えられた絵が、ほのぼのとして一層暖かいものを感じさせてくれる。
友だちは「これが最後になると思うので」と言われていた。
75歳も過ぎればいろんなことを見直したくなる。
これまで思いを込めてやってきたことを形にして残しておきたいという名残りの思いと、一方では、一区切りした後、新たな気持ちで取りかかりたいという決意の両方があるように思う。
同級生と結婚したその友達は、先月、故郷の中学の同期会に二人で出席されたそうである。
最後の同期会という誘い込みがあって、遠く広島から倉敷まで、初めて参加されたという人もいたそうだ。
75歳という区切りの歳があっていい。何かをやり始めたとしてもまだ時間はあると思うから。
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