ラッキョウ漬け
ラッキョウ漬けの季節が来て、あの皮をむく手間を思うと、今年は漬けるの止めようかしらと思ったほどだったが、店でラッキョウを見た途端にそんな思いははじけ飛んで、2キロ買ってしまった。
買った以上、面倒なことは早く済ませてしまいたい。家に帰るなりわき目もふらずにラッキョウの皮を剥き、洗い上げ、漬け酢をひと煮立ちさせるところまで、一気にやった。
1年に一回の大仕事をやり終えた気分がする。
わが家を選んでくれた燕は、雛の誕生には至らなかった。
ある日、雌燕が巣に戻らなくなったので、巣の中をのぞいたら、何にもなかった。
またしてもカラスの狼藉にあったに違いない。2,3日は、近くの電線につがいの二羽が止まっていたが、今はどこかへ姿を消した。
集団で守ろうとしていた仲間たちも見えなくなってしまった。
こちらの気持ちまでつぶされてやるせない思いがしている。
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