折り形
《折り紙で作った箸置き》
《懐紙入れ》
《祝い袋》
マナー講座の先生は小笠原流作法の先生であるから、作法の一つでもある『折り形』というものを教えてもらうことがある。
室町時代からあったそうで、まことに日本人らしい繊細で奥ゆかしい心遣いから生まれたものである。
〈折り紙で作った箸置き〉は、手作りの心がこもっており、先生は先ごろ生徒さんの結婚式に招かれた際、白に赤い縁取りのある高級な和紙で列席者全員分を作って出席された。
〈懐紙入れ〉は、25センチの正方形の綺麗な絵が描かれている和紙で作っており、楊枝も差し込めるようになっている。
〈祝い袋〉は、半紙で、お金を入れる中袋も入っている。綺麗な折り紙を挟むことで、ちょっとうれしい気持ちが伝わるようだ。
こういう日は、英語は早めに切り上げ、折り形を作り上げ、お茶を淹れて、ゆっくり頂くという段取りになっている。
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