マナー講座の仲間たち
マナー講座の仲間たちは、友達付き合いのいい人たちばかりだ。まだ知り合って数か月の人たちだが、講座を終えて、大抵の人はドアの外で待っていてくれる。階下の地下鉄に乗るまでなのだが。それで2階から地下まで降りるとき、誰かがいち早くエレベーターのボタンを押してくれる。
私はこれをしてほしくなかった。それで、みんなにはっきりと言っておくことにした。「私は出かけるときは、運動と思って、なるべく階段を使うようにしているんですよ」と言ったら、みんな階段にした。
この前から踊り場に【節電】の立て看板が置かれていて、余計に気になっていたので伝えられてほっとした。
そして、東西線の構内で降りる階段では無理やり私のキャリーバッグを引きもぐようにして持ってくれる。この人だって60代の人なのに。
今「森鴎外記念館」で新しい催しをやっているので帰りに行くことにして、おなじ方面のその人と途中まで一緒だった。
飯田橋で南北線に乗り換えるとき、目の前に地下のプラットホームへ降りるエスカレーターが見えた。その友達は「エスカレーターがここにありますけど、階段を探しますか?」と問われた。階段とエスカレーターが並んであれば階段にするけれど・・・その人の優しさに驚いた。
こういう友達がいるからよけいに月2回の講座が楽しみになっている。
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