「愛と哀しみのボレロ」
久しぶりに映画とはいいものだ!という感動を味わった。
と言っても、BSプレミアムで見た1981年に制作されたフランス映画なのだが。
バレエのルドルフ・ヌレエフ、指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤン、歌手のエディット・ピアフ、グレン・ミラー楽団のグレン・ミラーという4人の実在した人物をモデルに取り入れた、3時間もの大作だった。
カラヤンと思しき指揮者によるオーケストラの演奏も素晴らしかった。
だが何といっても、圧巻だったのは、天才バレエダンサーと言われていたジョルジュ・ドンが踊った、ラベルの「ボレロ」だった。
音楽の盛り上がりに連れて、激しく表される肉体の高揚感、涙が出るほどの感動を覚えた。
この映画の監督のクロード・ルルーシュが、いかに優れた映画監督であったかがわかる。
この長いバレエのシーンは何度でも見たいと思う。
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