昔仲間
いつもの散歩コースに写真館がある。
この前まで『証明写真』と書かれた大きなのぼりが立てかけてあったのだが、『肖像写真』というのぼりに変わっていた。
このあたりの住人の高齢化を象徴しているようだ。
もう自動車免許の更新をする人は少ない。
30数年前、私たちのように他県からなだれ込んできた者たちは一斉に歳をとった。
働き口がある限り働いていた人もみんな家に居るようになった。
それで散歩中や店に買い物に行ったときに、昔のPTAや、地域の子供会役員仲間に出くわすことが多くなった。
多くなったというよりも、それまで忙しくて他人にかまっている暇のなかった人も、これからは我が身の老後をどのように生きていくかということに直面し、他人の生き方を聞いて学んだり、思い通りにいかない人生へのあきらめを誰かに聴いてもらいたいという気持ちがあるからだろう。
ついつい買い物そっちのけの長話をしてしまうことになる。
でも、人と話していると、お互いに晴れやかな前向きな気分になっている。
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