にわか商売のご夫婦

農協が経営している野菜などの直売センターへ時々行く。

鉢植えの花や、農家の人たちが作った、洋菓子、酒まんじゅうなどもある。

入口前に出店が入れ替わり出店している。

年配の主人が、「これはカタクチイワシを生干しにしたものでおいしいですよ」と盛んに声をかけている。

干物2袋と、湘南シラスの佃煮とを買うことにした。その間に奥さんが「これから中でお買い物をされますか？かごを持ってきます」と、カートにかごをのせて押してきて、買ったものを入れてくれた。

うれしそうにお礼をいわれるので、ああ、この人たちもコロナで元々の仕事がうまく回らなくなって、自ら売りさばくほうに活路を開こうとしているのだろうと感じられた。

生産者は漁師さんの船のような〇〇丸という名前だった。湘南シラスの佃煮は山椒も入っていて、これも生干しで佃煮にしていて、手作りに思われた。