骨盤底筋体操

市の広報などと共に時々”地域福祉だより”が各戸に配布される。

その中に、神奈川県から３０３３運動が提唱されている、とあった。

”１日３０分、週３回、３か月間継続ということです”と。

私はできるだけ毎日、ウォーキング、ストレッチをやっており、週一回のグラウンドゴルフも加わったから、運動量としてはこんなもんでいいかと思っているが、ぼつぼつ始めたほうがいいかなと思っているのは、尿漏れを防ぐ体操だ。

『骨盤底筋を鍛え、失禁予防の簡単な運動』として、２種類の体操のやり方が具体的に書かれていた。

骨盤底筋などという普段気にもしない筋肉だが、こういう使うことのない筋肉こそ、将来に備えて意識的に鍛えておかなければならないと思う。

私の母の場合、高齢者の実態をよく知る市の関係の集まりで、まだまだそんなことを考えたくもない８０代のころ、「リハビリパンツ」という紙おむつが１枚配られた。

母は、いまいましそうに、「こんなものをくれて」と怒っていた。

ところが、９０代にもなると、リハビリパンツを常用するようになった。

ボケてもいなかったが、そこだけは自分の意思で制御できない。気を付けてトイレに行っていても失敗することがあるようだった。

「つれえことになっとんじゃ」と私にもらした言葉は忘れられない。

骨盤底筋なんていう筋肉は、気長に習慣としてやっていなくては、間に合わないと思うので、日課の体操にそろそろ加えなくてはならないと思っている。