沢山の野菜の頂き物
自治会の決算のため、帳簿をやってくれているMさんに、農協の預金通帳を届けることになった。
Mさんの畑まで持って行った。
Mさんはたくさんのお野菜を採ってくれた。
寒さで今は育ちにくい、ほうれん草と小松菜、水菜、ブロッコリー、別に山芋も包んでくれていた。
それに、大きなレモンが一個、もらいものだという甘夏ミカン5個。
沢山の野菜をかかえて、通帳をすぐに返してもらう必要があったため、一緒に自治会館に行き、コピーして戻してもらった。
その後、自治会で借りることになった畑を一緒に見に行った。
この畑地は父親が亡くなり、使わなくなった畑をただで自治会で使ってくれと言われたもので、1区画年間1000円の使用料で希望者を募り、残りを自治会でジャガイモ畑にする計画になっている。
と、そこへ、グラウンドゴルフ仲間のKさんが畑仕事にやってきた。
Kさんは隣接する畑を同じ人から借りている。
Kさんの畑には大きな白菜が10個ほど並んでいる。
「ここに採って置いとくから、後で取りに来たら?無農薬だから虫が出てくるかもしれないよ!」
「いえ、持って帰ります。グラウンドゴルフで骨密度が上がりかけているのに、練習ができませんから。歩くにも少しぐらい重いものを持って歩くほうが、負荷がかかって、ウォーキングの効果があがりますから!!」
帰り道、Mさんが「時々、自治会の畑を見に行ったら? Kさんに会ったらまた野菜がもらえますよ!」
と、厚かましいことを勧めてくれた。
両手にいっぱいの野菜を下げて帰った。
レモンを輪切りにして、はちみつでホットレモンにして、”いいことあったあ~”と、身も心も温かくなった。
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