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2021年6月 4日 (金)

煎茶道具の炉屏(ろびょう)

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【買ったらすぐに梵天をむしり取ってしまって、まったく興味を示さなかった爪とぎだったが、ファーを買ってきて取り付けたら、興味が湧いたようだ】

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    【竹製の炉びょう】

 

クルと私の間が少し縮まった。

カリカリを与える時は、私は足を投げ出し、容器を手で持って、足の間にカリカリを置く。

クルはエサが欲しさに、少しためらった後、怖さを振り払うごとく、カリカリに突進してくる。

食べている間は、空腹が満たされるまでは我慢と、一生懸命に食べる。

私はその間、クルの背中を撫でまわしている。

ほぼお腹が満たされると、ここいらで・・と、パッと飛びのく。

ところが、今日、初めて、食べ終わっても、2,3分間、私に撫でられるままでいて、ゴロッと横になりさえしたのだ。

撫でられることの気持ちよさが伝わったようだ。

 

煎茶手前で、客と主(あるじ)を隔てる結界の役目をする《炉屏(ろびょう)》というもの。

家で煎茶のお点前をおさらいするのに、必要もないのに炉びょうまで買っていた。

だが客に淹れるでもなし、一度も使ったことはなかった。

片付けが好きで、身の周りの不要なものをせっせと減らしているが、こんなものはどうしようもないと思っていた。

が、ネットで出品する仲介業者の手で、意外にもいい値で売れて、会社の人がお金を持ってきてくれた。

「相手の方が喜ばれていました」

多分、煎茶を教える人なのだろう。

こちらはすべて仲介会社の人にお任せしており、誰かが使ってくれるだけでもありがたい。その上、お金まで頂けたのはうれしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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