子供の認識力

友達の敷地内の二所帯住宅に住んでいる小学4年生のタイチ君、「ただいま～」と学校から帰ってきて、しばらくすると「いってきま～す」

と出て行った。近所の友達の家で遊ぶのだそうだ。

後日、通りを歩いていたら、道路際の縁側で男の子が二人でゲームをやっていた。

”あ、タイチ君、ここで遊んでいるんだ”と思って、「こんにちわ！　タイチ君なの？」と後ろから声を掛けた。

すると友達が「友達なんですか？」とていねいな言葉で尋ねた。

「タイチ君のおばあちゃんの友達なの」

ゲームに熱中しているタイチ君に「おばあちゃんを知ってる？」

一瞬チラッと見て、「知ってる」と言ってすぐにゲームに戻った。

ゲームに熱中していて、一度会ったきりなのに、一瞬で識別する！！

子供の認識力、直観力はすごい・・・考えるより先に答えが出ている。

それに比べて、こちらの認識能力は弱るばかりだ。

2，3度会ったぐらいの人なら、直感ではなく、状況から判断、推測することが多い。

だからたいていは、向こうが、遠くから、先に挨拶をされる。