同期会の下準備
80歳ともなれば、同期のメンバーも減ってくる。
ご主人の世話で家を出られない人や、亡くなった人もいる。
去年11月に鎌倉で食事会を開いて、また半年後に集まりたいというみんなの気持ちを受けて、幹事の手伝いをすることになった。
そろそろ準備をしなくてはと、もう一人の幹事と目当ての場所の下見に行ったのは2月末だった。
旅雑誌で見つけていた、元「赤坂プリンスホテル」の跡地に作られた『東京ガーデンプレイス紀尾井町』。
食事処もいっぱいある。
ふと、友達が、目の前のクラシックな建物に目をやり、「古川庭園に似ているような・・・」
似ているはずだった。古川庭園と同じ、ジョサイア・コンドルの設計だった。
この友達は、古川庭園の近くに住んでいるからそう感じたようだ。
「ちょっと行って見ましょうよ!」と、行って見ると、レストランもある。
この日は休みだったので後日電話で尋ねた。
『赤坂プリンスクラシックハウス』は、北白川邸が、朝鮮最後の王家であった旧李王家に下賜されたもので、チューダー様式の洋館だそうだ。
『赤坂プリンスクラシックハウス』での食事は、ランチは1人8千円ぐらいだが、「部屋の使用料が12万円なので、食事代が12万円に満たない場合は、残りを使用料として頂きます」ということだった。
同じ建物内の『ラ・メゾンキオイ』は、フレンチレストランで、値段も手ごろだった。
このほど予約も済ませ、手はずが整った。
メンバー14人のうち幹事は2人で、文書係をしてくれる人がいる。
ゴロゴロしている私は口だけはいくらでも使える。
11人に電話をかけて、5日のうち駄目な日はあるかを尋ね、出席者が一番多い日に決めることにした。
そして後は、詳細をパソコンメールで、パソコンが得意な1人に送った。
素敵な案内状を作って、みんなに送ってくれるはずだ。
2か月後の当日、私の状態はどうだかわからないけれど、もう80歳になれば誰もが、義理を欠いても、無理をしないで安全を選んだほうがいいということをわかってくれているから、その日次第と思っている。
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