« 2023年7月 | トップページ | 2023年9月 »

2023年8月30日 (水)

手術が決まった

心臓手術は、簡単なカテーテルを挿入して治療を行う方法だと3日間の入院。

胸骨に3cmほどの穴を開けて器具を差し込み、モニターを見ながらロボット操作する低侵襲手術は傷口が小さいため1週間入院する。

低侵襲手術になればいいな・・・と、期待していたのだけれど、

「重症の慢性心不全で、僧帽弁の置換と、三尖弁の形成で、胸骨切開手術をします。入院期間は3週間です」

「たいそうなことになってしまって・・・」

「ここへ来るのはたいそうな人なのです」

昨年の夏から、秋になっても夏痩せした体重が戻らず、今までで最低の体重だった。

その後、自分で疲れやすい、動作が重いと感じ始めたのは11月だった。

それから4か月後に緊急入院したときには、重症の心不全となっていた。

 

2週間後に入院する。

秋には友達と会って食事しようと、楽しいことを思い描いている。

 

 

|

2023年8月29日 (火)

岡部伊都子の『おりおりの心』

本棚の中の、かさばる単行本は読み直して、少し汚れていたり、カバーが破れていたりするものは資源ごみの日に出し、きれいなものはブックオフへ持っていくことにして、仕分けしている。

岡部伊都子の『折々の心』は、賢い女性の、情愛がにじんでいて、日々の生活をいかに大切に過ごしていたかが細やかに語られている。

それでいて、体が弱く、”老い” ”死” に対する覚悟は常に持っている心の強い女性だった。

もう何十年も前に読んだ本だが、”また読みたい”と思うこともあるかもしれない・・・、手放すのが惜しくて、また本棚にとどめた。

生き方のお手本になるような、潔い言葉の数々は、心を強くしてもらえる。

『なんといっても、人の一生はとりかえしのつかない時間によって成り立っている』

常に唱えていたいような言葉である。

|

2023年8月24日 (木)

暑くて居場所探しのピッチ

Dsc02926

息子は猫ブログを見て、いい情報があればピッチにも試してやろうとする。

先日は、2リットル用ペットボトルに水を入れて冷凍庫に入れ、「凍ったらこれをピッチが寝ている傍に置いてやって」と言った。

が、ピッチは昼間はどこか涼しい場所を求めて、どこへいるのかわからないことも多い。

一日ソファの下に居た時は、傍にそっと置いてやっていたが、50センチぐらい離れて寝ていた。多少とも涼しかっただろう。

クーラーは多少音が聞こえて気味が悪いのか、部屋から出ていく。

夜中、蒸し暑くて落ち着いて寝られないのか、部屋を出たり入ったりする。

そのたびに、ニャ~ニャ~と鳴きながら出入りしている。

そのため私は夜中になんど起こされるかわからないのだが、自由にさせてやりたいので、部屋のドアは猫が通れるだけ開けている。

 

|

2023年8月20日 (日)

コロナ患者は身近に

お盆の14日に二男が小学6年の孫娘を連れてきた。

毎年夏休み中に来る、三男一家は暑いから9月に来ると言っていた。

いつもは孫たち5人で賑やかに過ごすのだが、子供はたった一人でつまらなさそうだった。

長男は子供を相手にするのが上手で、お墓参りをした後、ゲームセンターへ行かないかと誘っても、

なかちゃんは「ここに居るのがいい」と乗り気を示さなかったが、

結局、お墓参りをした後、ゲームセンターに行った。

 

18日に長男からラインが入った。

『16日の夜から発熱して、さっき病院に行ったらコロナ陽性だった。 まだ咳は出るけど熱は平熱まで下がった』

私はまだ全然何ともない。 

友達と電話で話した。友達の娘婿さんが最近コロナにかかったが、家族は感染していなかった。

そして、「コロナにかかったらたった二日で出るよ!」と言っていた。

 

長男はゲームセンターで感染し、ちょうど二日後の夜に発熱し、その二日後の朝、熱は下がって咳だけになった。

コロナは消えかかっているどころか、身近で感染は拡大している。

たいていは軽症ですんでいるから大騒ぎしないだけだ。

それよりも連日、ニュースで伝えられるのは、熱中症で搬送される人たちだが、この中にはコロナにかかっていた人もいるのではないかと思われる。

 

 

|

2023年8月17日 (木)

不用品買取業者

これから先、どう辿るかしれないが、どう進もうと、力は弱まり、今以上の元気が出ることはない。

出来るうちに自分が生活しやすいように、また自分で出来なくなった時のためにも、身の回りをシンプルに整えていることは必要だ。

普段使っていた洋服類などは、着なくなった時点でNPO法人のWEショップへ持っていく。WEショップは売上金をアジアの貧困地や、国内の被災地などに寄付している。

不要になったギターやヴァイオリンなどは、たまたま電話してきた不用品買取業者に売った。一個千円だったが。

不用品買取業者からは、しょっちゅう電話がかかってくるが、いつもあっさりと断ってきた。

ところが、ふと自分の気持ちの中にあるものと、”引き取り”とが、タイミングよく合ったところで、”出そうか!”と心が決まる。

 

”着物はまだ処分するにはしのびない”と、かかえていたが、今の私の心臓手術をするという状況を考えれば、タンスの肥やしだけの、派手になって、これから着ることはない着物類だけでも、仕分けして処分しようと思った。

電話での買取可能な品目は、「捨てるような衣類などでもいいから」「一点一点値段を付けます」「今20%高く買い取っています」などと、訪問にこぎつけるまでには、いいこと尽くめの言葉を並べ立てた。

こちらとしては、”不要になったものだし、何かに利用できるものなら、業者もこれで生活しているのだから”と、ただよりホンのわずかでももらえれば、と思っていた。

家に来て持って行ってもらえるだけでもいい。

どの業者も一番の目当ては貴金属で、しつこく求められる。

結局、私が用意した帯締め1本、帯を8本、大島紬と紬の着物3枚は持ち帰り、紬以外の着物は持って帰らなかった。それで千円。

オーストリッチの高級バッグも千円で、合わせて2千円。

こんなものだと思っている。

 

|

2023年8月16日 (水)

心臓血管外科で診察

Dsc02923

心臓にカテーテルを挿入して行う〈弁形成術〉は心臓血管内科で出来るが、外科的な〈弁置換術〉は心臓血管外科で行う。

今まで通っていた病院からの紹介状を持って、新たな病院で診察を受けた。

医師はまず、診断書に書かれた重要な内容を自分のパソコンに書き入れた。

私がその紹介状を盗み見ると、『重度の僧帽弁閉鎖不全・三尖弁閉鎖不全 慢性心不全』などと書かれていた。

そして最初に救急病院へ駆けつけたのは、「息苦しくて、酸素濃度が88だったので、猶予はならないと思ったから」と告げると、

「命にかかわるようでしたね」と言われ、

「もう一、二度、そのようなことが起きれば命にかかわります」

 

そして、「普通はこちらで手術する前には、必要な検査をするために2か月ぐらいかかるのですが、今までに十分な検査がされているので、こちらで検査をする必要はありません」と言われ、驚かれていた。

「少しだけ検査をして、手術日を決めましょう」と言われ、その後、レントゲン、心臓エコー、採血、CT の検査を済ませた。

2週間後の診察で手術日が決まる。 

まだ40代のようだが、テキパキとことを運び、姿勢は丁寧で低く、安心して信頼できるお医者さんに違いない。

歳をとれば、アッという間に命にかかわる事態に至るのだと、平生から自己観察、自己管理が必要だと改めて思った。

 

 

|

2023年8月12日 (土)

病院から紹介状が届いた

カテーテル検査のあとの診察から1週間が過ぎた祭日に、郵便局員が簡易書留を持ってきた。

分厚い「診療情報提供書」と、「医療画像のCD」が入っていた。

手術予定の病院に電話したら、お盆休みはない。

来週の心臓血管外科の診察日に行くことにした。

それから手術日などが決められるだろう。

 

80才ともなれば、友達の中にも、重大な手術を乗り越えてきた人も多い。

大腸がんで腹腔鏡手術を受けた友人は網膜剥離の手術もしたし、脊柱管狭窄症で苦労もした。

乳がんの手術をした友人は、毎週1回、25回のX線照射を経た後、完治したが、今新たに片目が緑内障になり、医者通いをしながら、不安な気持ちで過ごしている。

私は、誰かれなく「元気?」と聞かれれば、今の手術前の状況をしゃべってしまう。

誰も弱音をはかないし、みんな強いなあ・・・と思う。

 

|

2023年8月11日 (金)

ピッチが逃げ出す

Dsc02922

Dsc02908

午後6時。うっかりして、網戸が少し開いたままになっていて、ピッチが外に逃げ出した。

今まで2回逃亡した。これまでのピッチの行動から、慌てず、探し回るという事もせず、ピッチが帰ってくるまで待とうと思った。

雨戸を開けて寝るわけにはいかないので、ピッチが帰ってきても外で待たせるしかない。

翌朝5時、目が覚めて庭側のガラス戸を開けると、ピッチはガラス戸の外に置いている縁台の上で寝ていて、すぐに中に入ってきた。

まず捕まえて、濡れタオルでしっかり拭いてやるとおとなしくしている。

それが終わると、二階に駆け上がり、トイレに入って両方の用を足していた。

それから落ち着くと、私には悪びれた様子で、声を掛けてもそばへ来ない。どこかへ隠れてしまった。

2時間ほどして、私が朝食を食べていると、もうほとぼりが冷めたころだと思ったのか、出て来て、今度はそばに来て、さすってやるといつまでも甘えていた。

猫が外に興味を持つのは仕方がない。セミや虫を見たら目の色変えて追っかけまわすのだから。

だけど、これからは油断しないで、戸の開け閉めの際は気を付けよう。

 

 

 

 

 

|

2023年8月10日 (木)

友達からの手紙

パソコン操作がお手のものの友達のSさんが作って、6月の同期女子会の際みんなにくれた、10年前からの写真集と名簿を、当日欠席した二人に、Sさんと私が郵送することにしていた。

私は、次回の開催予定まで決まったことを手紙で知らせ、写真集と名簿を同封した。

それから2週間以上たっても何の返事もない。もしや体具合でも悪いのかな? と気にかかっていた。

昔から、いつも自分で着物をリフォームした素敵な洋服に身を包み、手作りの装飾品のブローチなどを纏い、優雅な雰囲気を漂わせている人だった。

もう返事も来ないだろうと思い始めた頃、やっと手紙が来た。

オシャレな人らしく、切手も封筒も、封印も心の行きとどいたセンスのよいものだった。

手紙では、71才から始めたオカリナが、コロナ禍で教室が閉じられ、3年ぶりに新しい教室を見つけ、通い始めたこと。

新しい教室では、地域のお祭りで演奏する予定で、楽しみに練習に励んでいることなどが書かれていた。

”脳トレになるかな?”と少し期待しているそうだ。

数年前、『”断捨離”でもう手作りすることは止めた!』と言っていた。

ともかく、80才になった今でも楽しみを見つけだし、脳トレまで期待している。

体の不調が伴うなかでも、自尊心を持ち続けるには、何かしら努力が必要であり、自然の気持ちだと思う。

 

|

2023年8月 8日 (火)

病院の待ち時間

Dsc02903

蚊が入るから長い間ベランダには出してやらなかったが、ベランダにセミがあおむけになっていて、網戸越しにしきりに出たがって鳴くので、ちょっとだけ開けてやったら、サッとセミをくわえて部屋に戻った。

セミはまだ生きていて、しばらくはピッチに追い掛け回されていたが、そのうちセミは手が届かない場所に逃げ込み、ピッチもあきらめたようだ。

 

身の回りのものを減らしてすっきりさせたいと、本を読み返している。

出掛ける時は、読みかけの本よりも、本の重さで選んでいる。

カテーテル検査のときは、100ページ余りのヒルトンの「チップス先生 さようなら」を持って行った。

検査前の準備で、点滴を打ちながらの3時間ほどは、イギリス紳士の教師の生涯が描かれた、しゃれて心温まるエピソードに、ほのぼのとした気持ちで過ごした。

検査後は3時間、右手首と肘の手前のカテーテルを抜いた後を器具でグーッと締め付けているので本を読むような気分じゃない。

次の診察日には、頸動脈エコー検査と手足の血圧を測って動脈の詰まりを調べる検査があり、待ち時間も長い。

スティーブンソンの「ジーキル博士とハイド氏」を持って行った。これも100ページ余りでスリルがあって面白い。

 

読んだ後は、少し汚れや破れなどがあれば、紙ごみの日に出す。

きれいだがそばに置いておきたいというほどでなければ、ブックオフに持っていく。

「ジーキル博士とハイド氏」はブックオフへ、「チップス先生 さようなら」は捨てがたくて残している。

 

 

 

 

 

|

2023年8月 7日 (月)

ウォーキングの楽しみ

夕食を作り終え、野菜に水やりをして、日が落ちて外の気温も下がった。

一日家にこもっていたので気分を一新して、ウォーキングに出かけた。

坂を下ったところで、またしても向こうから友達が歩いてくるのに出会った。

田んぼの周りを2人でおしゃべりしながら、時には話の方に身が入って、立ち止まっていることもある。

同じ地域で長年暮らしている者同士だから、知り合いの消息や、コロナ、ウクライナ情勢、と話すことは尽きない。

1時間かかって5000歩、無駄なく歩くことに集中するのとでは、運動効果は低くなるだろうけれど、気分は晴れ晴れする。

 

主人は5時から夕食を食べ始めているから終わっている。

7時ごろ私が夕食を食べているとき、息子が帰ってきてビールを飲んだり、メインのすき焼きにオクラの炒め煮などを食べ夕食を終える。

「もう終わったの?」と言うと、

(私のことを)「休むばっかりで食べてないが・・・」と言われた。

私はもともと食べるのが遅いのに、食欲が以前ほど進まなくて、これだけは食べようと、ぼつぼつ食べている。

30分ぐらいかかっている。これも改めたほうがいいようだ。

 

|

2023年8月 6日 (日)

検査するごとに疾患の疑い

四日のクリニック診察日。

この日の検査は、頸動脈エコーと、上腕と足首の血圧を測り、動脈の硬さと詰まりの程度を測定した。

結果、頸動脈は多少の動脈硬化が見られるが問題なし、両足に末梢動脈疾患の疑いという診断が下りた。

それで、40日後の次回診察日には足首のエコー検査が行われる。

全身に血液を巡らせている心臓の疾患であれば、検査すればするだけ全身的に、何かしら数値として機能の衰えが表される。

先日のカテーテル検査をもとに外科手術を行う病院への紹介状を作成し、家に郵送されることになった。

今後は、紹介状を持ってその病院での手術ということになる。

 

心不全の改善には有酸素運動を行い、動脈硬化が進まないようにすることが大事だという。

やっとウォーキングを始める気分になってきたので、3日から始めた。

昨日は夕飯を作った後、少し坂の上り下りがあるが、たんぼが広がった川のほとりを周ってきた。

友達に会って、ずっとしゃべりながら歩いたので楽しかった。

この時間、このコースで4600歩、ちょうどいい。

”両足の末梢動脈疾患の疑い”など搔き消えた。

|

2023年8月 3日 (木)

コロナは今、田舎でも

連日の猛暑で、野菜の水やりで朝晩庭に出てわずかに外の空気を吸うぐらいだった。

何もしないのは動脈硬化を悪化させる恐れもあり、寝すぎも心臓にはよくない。

体の調子が良ければ、自然と”出来ることを少しずつでもやらなくては!”という前向きな気持ちが起きる。

去年まで、真夏は夕食後の片付けも終えてから、夜7時ごろからウォーキングをしていたな・・・と思い出した。

そこで家の周りを疲れない程度にと、夕食を作った後、6時ごろに家を出た。

自治会が借りている野菜畑に何ができているか見てみようと思った。

そのあたりは数人の人が個人でも借りていて、いつもタケノコをくれるKさんが作業をしていた。

奥さんが「しそジュース」を作るからと、ビニール袋に赤じそを詰め込んでいた。

話し好きのKさんと、それからしばらく世間話をした。

グラウンドゴルフの会長でもあるKさんは、7月23日の納涼祭のあと一騒動あったという話をされた。

自治会傘下にあるグラウンドゴルフの会員はいつも納涼祭では中心的な働き手となっている。

副会長のTさんは40代の若さで、自治会活動に熱心な人だ。

当日は〈焼きそば〉を担当していた。

Tさんは、その後すぐにコロナに感染していたことが判明し、いち早く当日携わった全員に連絡網でそのことを知らせた。

それからは、地区のドラッグストアで検査キットを買う人やら、医者に駆けつける人やら、大慌てだったそうだ。

数人は感染していた。「感染しているか判明しないが熱がでなければよし、1週間ほど自宅待機」と言われた人もいた。

K さんは言っていた。「最初のTさんがすぐに関係者全員に知らせてくれたのがよかった!」と。

 

 

 

 

 

|

2023年8月 2日 (水)

家庭菜園

始めて夏野菜を作るようになっていろいろ気付くことがある。

ナスには真っ白い粉をまとったような虫が粉をまき散らし、飛んでいる。見つけたら両方の手でパンと叩き潰す。

キューリは梅雨の間、一日でぐんぐん成長し、朝晩目を凝らして採り残しがないようにしていたが、地面が渇いてしまうと実が大きくなる前に黄色くすぼみ始めた。そこでキューリは水をたっぷり与えられてどんどん成長するのだと知った。

朝晩水やりを始めた。

道理で、広い畑で家庭菜園をしているMさんも、家から離れた場所に畑を借りているKさんも、トマトは作っているが、キューリやナスは作っていない。夏は成長は早いが世話が追い付かないのだろう。

ゴーヤが一個採れた。

これから夏の終わりごろまで、垣根や網を張って日除けにしているゴーヤが食べ飽きられてぶら下がっているのをよく目にしていた。

2本のゴーヤから、もう少したてば持て余すほど採れるようになるかもしれない。

レシピを増やさなくてはと、ネットで検索している。

|

« 2023年7月 | トップページ | 2023年9月 »