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2023年8月17日 (木)

不用品買取業者

これから先、どう辿るかしれないが、どう進もうと、力は弱まり、今以上の元気が出ることはない。

出来るうちに自分が生活しやすいように、また自分で出来なくなった時のためにも、身の回りをシンプルに整えていることは必要だ。

普段使っていた洋服類などは、着なくなった時点でNPO法人のWEショップへ持っていく。WEショップは売上金をアジアの貧困地や、国内の被災地などに寄付している。

不要になったギターやヴァイオリンなどは、たまたま電話してきた不用品買取業者に売った。一個千円だったが。

不用品買取業者からは、しょっちゅう電話がかかってくるが、いつもあっさりと断ってきた。

ところが、ふと自分の気持ちの中にあるものと、”引き取り”とが、タイミングよく合ったところで、”出そうか!”と心が決まる。

 

”着物はまだ処分するにはしのびない”と、かかえていたが、今の私の心臓手術をするという状況を考えれば、タンスの肥やしだけの、派手になって、これから着ることはない着物類だけでも、仕分けして処分しようと思った。

電話での買取可能な品目は、「捨てるような衣類などでもいいから」「一点一点値段を付けます」「今20%高く買い取っています」などと、訪問にこぎつけるまでには、いいこと尽くめの言葉を並べ立てた。

こちらとしては、”不要になったものだし、何かに利用できるものなら、業者もこれで生活しているのだから”と、ただよりホンのわずかでももらえれば、と思っていた。

家に来て持って行ってもらえるだけでもいい。

どの業者も一番の目当ては貴金属で、しつこく求められる。

結局、私が用意した帯締め1本、帯を8本、大島紬と紬の着物3枚は持ち帰り、紬以外の着物は持って帰らなかった。それで千円。

オーストリッチの高級バッグも千円で、合わせて2千円。

こんなものだと思っている。

 

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