味覚の異常
肺に溜まっていた水を抜くため、利尿剤でしぼれるだけ絞り取られ、骨を皮が覆っているだけという状態で、全身しわだらけである。
顔は一重瞼がくっきりした二重瞼になってしまった。
アッという間に体重は減ったが、取り戻すのはなかなかだ。
それより困るのは、味覚が異常になっていることである。
口のなかは常に、苦みと塩味がしていて、食べるものにその味が加味されるから、うま味を感じられない。甘いものはよけいに甘く感じるので食べたくない。
果物でも、みかんや柿はいいが、バナナやマンゴーは甘すぎる。
だから、いつまでも食欲が湧かない。
早く本来の味覚が戻って、おいしいものをおいしいと味わえるようになったら、食べることが楽しみになるのにと、これが一番体重を増やすことへの妨げになっている。
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