友達から絵巻物のような便箋の手紙をもらった。
鎌倉の85才ぐらいの女性水彩画家の展覧会で買い求めたものだそうだ。
万葉集をテーマにした絵を沢山描かれていて、この便箋には水彩の野の花に、その花の万葉集の歌が書かれている。
しっかりした和紙の質感もよく、このまま読んで文箱にしまってしまうのも惜しくて、どこかに飾っておきたいような気がしている。
こうして、時々もらう手紙は本当にうれしい。
私は素敵な封筒や便箋で相手に楽しんでもらうどころではない。
切手、封筒、便箋とも有り合わせの無粋なものに、ヒョロヒョロと力のないペン運びで返事を出した。
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