キムチ作りはやめた
昨年、心不全で最初に救急病院に駆けつける一週間前に、生活クラブの「キムチ作り教室」に行き、韓国人の講師からキムチ作りを教わった。
すぐにも作りたくなって、韓国食材を売っている店で材料を買いに行ったが、必要な韓国調味料のすべては手に入れられなかった。
キムチ用の唐辛子の粗いのと細かいのと2種類。韓国料理の魚醤のカナリエキスというのはなかったので、代わりにタイ料理の魚醤のナンプラーを買った。
あと、うま味を出すにはどうしてもアミの塩辛を入れたい。
その時は、本気でおいしいキムチをずっと作り続けたいと思っていたので、講師が使っていたキムチ入れの容器を韓国料理器具店にネットで注文した。
2日後には大中小の三つのステンレス容器が届いた。
その頃には心臓がかなりしんどくなっていたのだが、まさかそれほど悪いとも思ってはいなかった。
その日もかかりつけ医院に行き、「心不全があります。来週、24時間の心電図を付けてみましょう。大丈夫ですよ。」と言われていた。
それで、町まで出たついでに、電車に乗って韓国食材を売っている大きな店に行こうとした。
けど、電車から降りても店まで歩く元気がなくなり、引き返した。
その2日後に入院したわけである。
今、疲れては休むなどしながら、なんでも出来るようになった。
ところが、食の方に変化が起きて、食べたいものを食べ続けては食べ飽きてしまうというようなことが続いている。
そして、キムチは食べたくなくなった。
カナリエキスの代わりに買ったナンプラーは封を開けないままだったが、中華料理のオイスターソースの代わりに使うことにした。
八宝菜にナンプラーを入れたら、少し味は違うけれど、同じ魚醤なので、それはそれでおいしかった。
きっちりとシール付きのふたが付いている大きなキムチ入れはタケノコを大量に茹でた時に役に立っている。
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