文学館の絵葉書
とうとう絵葉書が無くなった。
文学館へ行ったときは、ショップで絵葉書や便箋を買うのが楽しみだった。
森鷗外記念館に行ったときの、『即興詩人』の表紙の絵葉書は、手元に置いておきたかったのだけど、とうとう用立ててしまった。
まだ文学館へ行くほどの元気はない。
どの文学館も電車や地下鉄などを乗り継いで、さらに歩くことが多い。
せっかく友達にハガキを出すなら、自分の字の下手なのを補うためにも、素敵な絵で喜ばせてあげたい。
もしかして、文学館のウェブショップがないだろうか?
日本近代文学館にたくさんの絵葉書があった。
与謝野晶子の「乱れ髪」の絵葉書が素晴らしいと思ったが、これのみ売り切れだった。
気に入ったのを20枚注文して、すぐに送られてきた。
文学館職員の方の『・・・当館所蔵資料の図版をあしらった絵葉書です。お楽しみいただけたら幸いです。』
と、丁寧な字で書かれた、漱石の猫の一筆箋が添えられていた。
こういう仕事に関わっている人は、繊細な心の持ち主と思われ、絵葉書と共にそれもうれしかった。
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