« 耳鼻科へ | トップページ | バイキング料理 »

2024年8月 8日 (木)

「百鬼園先生と私」

前日、耳が痛くて寝られなかったせいで、昨夜はぐっすり寝られた。我慢することもなく一日も早く耳鼻科へ行ってよかった。

今日はすっかり治ったようだ。

駅から歩いて3分という距離だったので、診察を終えた後、耳が痛いのはただの風邪気味からだという事も分かったし、気分が軽くなって、ゆっくり買い物をして帰ろうと思った。

デパートの食品売り場でいろいろ見たけれど、コレっというほど目新しいものは見つからず、カルディの入り口でコーヒーをサービスしてもらい、何か買わなくてはただ飲みしたようだし、どうでもいい缶詰のオイルサーディンだけ買って出た。

バスから降りて家まで10分歩かなければならないので、この暑さの中、できるだけ荷物は軽くしておきたいという事情もある。

バス停前の本屋さんで、新聞の書評でみた黒井千次の『老いの深み』を買いたかったので、入った。

確か、中公文庫だったな、と思いながら棚を探したが見つからない。「最近話題になった本」のコーナーも見たが、わからなかった。

店員さんに聞けばすぐわかることなのだが、書名が『老いの・・・』何だったかしらと思い出せなかった。

文庫本の棚を見ているうち、『百鬼園先生と私』というのが目に入った。

内山 保という内田百閒の書生をしていた人のエッセー集だった。

内田百閒は大好きで、書いたものはほとんど持っている。

7月に出たばかりの新刊本だった。大きな楽しみが出来た。久しぶりに百閒先生を味わおう。

 

 

|

« 耳鼻科へ | トップページ | バイキング料理 »