2021年8月 6日 (金)

「存在のない子供たち」

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レバノンの女性監督による映画「存在のない子供たち」はすばらしかった。

実際に起きている問題を広く世界に知らせ、社会問題として訴えるものだった。

主人公は、シリアから避難してレバノンに住んでいる12歳の少年。

ほとんどの出演者が実際の避難民たちだった。

昨年一般公開され、カンヌ映画祭で受賞した。

ネットで調べれば、映画の背景など詳しいことが紹介されている。

現在13歳になるシリア難民の少年は、6年前にシリアから逃れて難民となっていたが、この映画をきっかけに、現在、一家でノルウェーに移住し、安定した生活を送っており、これから学校に通うという。

その頃のことを「荒んでおり、喧嘩をふっかけていた」

「子供を見棄てる親はいっぱいいるよ。それなのにどうして子供を産むんだ」

映画の中で、難民から手数料をとって、スウェーデンかノルウェーへ出国させるという闇業者は、実は人身売買目的で、大勢を閉じ込めていた。

この悪役になった男性が(悪辣な人物を演じているにしては善良そうな顔をしていたが)、

「私たちの人生を表現してくれた」と、この映画が作られたことに感謝していた。

避難民の話はよく新聞やテレビで報道されるが、避難民は身分証明書を持っていないために、まともな職豪につけない。生きていくために子供も働かされる。

こんなにも人権を奪われた苦しい日々を強いられていることを、映画によって広く世界に訴えかけたこの映画は本当に素晴らしい。

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2021年7月 1日 (木)

「日曜日の憂鬱」

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クルツは食欲旺盛なのが有難い。食べ物を見せると、怖さを振り払って突進してくるので、私はこの時とばかり、ブラッシングしたり撫でまくっている。

2か月後に飼い始めた友達のところのマル君は、食が細いので、上げ膳据え膳で食べてもらおうとしているため、手を出すと「ウ~」と言われいまだに近づけないでいる。

 

毎日上手に時間を使いたいが、映画に取りつかれ、猫の世話まで増えたので、時間がたつばかりという気がする。

といって、昼食時に引き続いて見てしまったスペイン映画『日曜日の憂鬱』もいい映画だった!

 

8歳の時に自分を捨てて出て行った母の前に、娘が突然現れ、10日間自分と一緒に過ごしてくれと頼む。

実は自暴自棄に思われる娘は、自分の余命が幾ばくも無いのを悟っていて、最後の時を母の腕の中で死にたいという願望があった。

母は娘の願いをかなえるため、最後の瞬間、裸になり、裸にした娘を抱いて川に入る。

 

この母親役の女優の決意を秘めた演技力が素晴らしい。

映画を見ているときの次にどんな場面が展開していくのかという期待感と、映画を見終えてから感動的な場面を想い起す楽しみと。

毎日映画一本を見る贅沢な時間を過ごしている。

 

 

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2021年6月27日 (日)

毎日映画

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【夜、一階にだれも居なくなったら下に降りてソファーの上で寝ている 寝心地がいいらしい】

ネットフリックスに加入して、どれだけの映画を見たことか。

なるべく一日一本にしておこうと思っているのだが、昼に夜にと2本見ることもある。

たいていは欧米映画から選ぶ。

昔の映画だったり、これは見たのも多いが、1,2年前のものもある。

今日見たのは、「これからの人生」という題名で、ソフィア・ローレンの名前があったので、昔の映画かと思ったら、2年前に制作されたものだった。

70代と思われるソフィア・ローレンがアウシェビッツから生還したユダヤ女性を演じていた。

監督がエドアルド・ポンティ―というのは多分彼女の夫であったカルロ・ポンティとの息子であろう。

かつてのイタリア映画界きっての大女優は、年老いても、演技力に人生の重みが加わって、さらなる感動を与えてくれる。

近頃は、ニュースは新聞だけでいい、ワイドショーも見たくない、今日はどんな映画を見ようかと、毎日の楽しみになっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2021年5月30日 (日)

朝から映画

ネットフリックスのオリジナル作品『アンという名の少女』のシリーズ3-10までを昨夜で見終えた。

まだまだ話が完結していなくて、続きは製作中なのだろう。

ネットフリックスにはまってから、朝食、昼食後は、45分程度の1シリーズずつ、夕飯後は2シリーズ、大体見ていた。

ニュースは新聞だけ、なんとなく見ていたテレビのワイドショー番組はつまらない。

ネットフリックスはオリジナル映画も制作している。

今朝は『夜が明けるまで』という映画。

朝から2時間は見すぎだが、途中でやめられない。

ロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダがキャスト。

これだけでいい作品に違いない。

老年になった二人の、素敵な物語だった。

今日は、この映画の回想などして、もう見なくていい。

 

 

 

 

 

 

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2021年5月17日 (月)

テレビで外国映画

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  【一切れの刺身をゆっくり食べている】

 

夕飯のおかずで、クルが好きなものは残してやりたくなった。

昨晩は煮た鶏肉、今晩はマグロのお刺身をやったら、じっくりと味わいたいからか、たった一切れを少しずつ食べていた。

 

テレビのBSプレミアムで平日は毎日、昔の外国映画が放映されていて、何年も前から見てきた。

ところが最近は見たことがある映画ばかりが多くなった。

ECCの先生にテレビで洋画を見るにはどこが一番安いか聞いたら、ネットフリックスだと月に990円だと言われた。

アマゾンでFire TV Stickを買ってテレビに接続し、見たい時に好きな映画やドラマが見られるようになった。

シリーズものだと、いつ中断しても次には続きから見られるので都合がいい。

私の大きな楽しみができた。

 

 

 

 

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