煎茶のお稽古
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煎茶のお稽古日は、月2回隔週で火曜日ということにはなっているのだが、先生の都合などによって、2週続くこともあれば、月1回で翌月3回ということもある。
私と一緒にお稽古する人たち4人グループは、10年以上続けていられるが、先生の話では免状も途中までで、もうそれ以上いらないということだそうで、のんびりゆったりと、お稽古の時間を楽しんでいられる人たちだそうである。
8月は、暑いからとか、台風が来るとかで全員休むからと、1回だけあり、私だけが出席した。
だから9月は3回ある。
お月謝のほうは、初めから、「休んでも同じように頂きます」と言われていたので、私など休んだら損すると思って、よほどのことがない限り休まないと決めている。
それから先生は、両膝の手術が2月と6月に終わり、まだ毎週1回リハビリに通われているそうだが、行動的な先生だから、ぼつぼつ依然と同じ活動をされようとしている。
様々なお茶会に出席するのは指導者としてのお務めであろうし、弟子たちをそうした席へ出席させるのも修行のうちということだろう。家元関係、県の煎茶の他の流派と組むなどして、年中行事となっているお茶会がある。
近頃は膝の悪い人も多くて、ちゃんと椅子席が用意されていて正座できなくてもいいようになっている。
それで、「川崎大師で3流派のお茶会があるので行きませんか」と誘われたのだが、「日曜日は息子が帰ってくるので」とお断りしたのだが、新米なので言い訳しづらい。
毎年京都の万福寺で煎茶会が催されるそうで、「来年は行きましょうよ」と言われている。
先生がそういう話をされるとき、4人グループの人たちはいつも黙っている。
もう一通り行かれたからかもしれない。
私もこの人たちの式を習いたいものだが、このような私の心持を先生に段々にわかってもらえるようにしなければと思っている。
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煎茶のお稽古がやっと始まった。
というのは、先生は膝の手術をしてお稽古を休まれていた。片方だけ手術したのでまた数か月してもう一方の膝も手術されるそうだ。
長年、長時間正座を続けてきたことで膝を痛めてしまわれたようだ。
今はまだ椅子に座って指導してくださる。
10年前に習っていたころは、誰も正座椅子を使う人もいなかったが、今は先生がいくつも用意してあるという。
私も自分の正座椅子を持参した。
お茶を頂くときや、お点前をするときはお尻の下に敷いたり、道具を運ぶときは置いてけぼりにして、後から取りに行ったりといそがしい。先生も「膝は自己管理してくださいよ」と言われる。
全然覚えていないので、割り稽古といって、布巾の扱い方などを部分的に教わるのから始めた。
煎茶手前も1回。教えられながら手を動かすのも,たのしい。
着物を久しぶりに着た。
電車の中で、隣に座った私と同年齢くらいの女性に「お茶会ですか」と声をかけられた。
それから二駅乗っている間その人はずっと、「お母さんに作ってもらった着物がもったいないが、大腸がんの手術をして着られなくなった」とか、孫の話とかしていた。
そして「目の保養をさせてもらいました」とお世辞をいわれた。別にただの着物だが、あまり着ている人を見かけないから、話しかけたくなるのだろう。いい話し相手になってあげられた。
月に2回、これから出来るだけ着物でお稽古しようと思っている。
それもうれしい。
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また以前習っていた煎茶のお手前を始めることにした。
10年ぐらい前、静岡が本部の黄檗弘風流という煎茶手前を2年ほどお稽古していたのだが、少し遠かったのと、月3回通うのが面倒になり、辞めてしまった。
その後横浜が本部の流派を3年足らずお稽古したのだが、先生、生徒たちとずっと一緒にという気持ちにはなれなかった。
先日、タウンニュースの広告欄に「月1回 黄檗弘風流」というのが載っていて、場所も少し近いし、と、すぐにその気になって家を尋ねた。
すると、前に習っていた先生のお弟子さんで、月1回今でもお稽古に行っているということだった。
まあ、近いだけいいか!と入会することにしたのだが、となると、お茶会などで前の先生にお会いすることにもなる。
気まずい思いをしなくてもいいようにと、ちゃんと”近いから”という事情をお話しておこうとその日に電話した。
すると、「まあ、一度お電話しようと思っていたんですよ。ぜひ古巣へいらっしゃい」と覚えていてくれた。
とたんに私は懐かしさも覚え「よろしくお願いします」とそちらの方に気が移ってしまった。
今は月2回お稽古しているという。やはり月2回ぐらいの方がいいだろう。月1回では忘れてしまう。
1月には初煎会というのがあり、私はまったく忘れてしまっているので出られない。
だからお稽古始めは先になるが、何か学ぶというのは楽しい。
来年は新たな楽しみが始まることで、少しうきうきした気分でいる。
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煎茶のお稽古を始めて2年9ヶ月になった。
でも、今年になってから、どうも雲行きが怪しくなってきた。
73才になられる先生の”教える”ことに対する気構えが感じられなくなってきたのである。
何十年もお点前をしていても、19通りもあるお点前をするには、前もって頭に入れておかなければ間違うことが多い。
このところ、お稽古の回数が減った上に、毎回、”前回教わったことと違う”などと思いながらやっていたのでは、そうでなくても覚えが悪くなっている私の頭は、混乱してしまう。
最初の頃は、「何としても、あなたが師範免状をとるまでは、頑張ろうと思います」と言われていたのだが。
最近は、1段階ごとの許状を、とり急ぎし過ぎるきらいがあった。
”お点前をしっかり身につけて、普段の生活にも生かしたいし、たまには、着物を着て出る、お茶会の雰囲気もいいかもしれない”などと、これからの人生の楽しみの一つにしたいと思って始めたのだけれど。
もう今月で終わりにした。
でも今までが無駄にはなっていないし、これからも生かさなければならない、と思っている。
出来ることなら、2週間に1回でも、お点前どおりにお茶を淹れて、お茶の心を味わえたらいいのだが。
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今年は冷夏だったせいで、農作物に影響が出ているらしい。
今頃になって残暑が厳しいが、日照時間が少なかった分、少しでも埋め合わせがつくならば、と、辛抱辛抱という気になる。
暑ければ、気合いを入れて何かしようという気が起きない。
久しぶりに煎茶教室があるので、今やっている冷茶点前を思い出そうとしたが、すっかり忘れてしまっている。
自分で覚え書きしておいた手順書きを見ながら、頭の中でイメージトレーニングをした。
なんとか大筋だけは、よみがえったかな、、、。
先生宅の門をくぐると、鍵がかかっている。車もない。ご主人とお出かけのようだ。
毎年、8月はお休みと言われていたのに、「8月は○日と、△日です」と言われた。
”あれっ、今年はやって下さるのかな”と一瞬いぶかしく思ったが、して下さるなら、余計なことは言わない方がいい、と、「○日と△日ですね」と念押しだけした。
後日、お稽古仲間の方から、納涼会の連絡が入った。
「○日はお稽古ではなかったんですか?」と尋ねたら、「ええ、私も先生の家まで行ったんですが、、、8月はお休みだそうです」とのこと。
”納涼会よりは、お稽古をしてもらいたい!”
今年は、1ヶ月に2回あるはずのお稽古が1回になることが多かった。
1月は新年宴会で、3月はお茶会に出席したから、5月は先生が毎年病院で念入りな検査をするので疲れるから、7月は下旬は暑くなるから、というぐあいで。
それでも、お点前をしている時の”しっかり覚えなければ!”という脳への刺激と、”おいしいお茶を淹れたい”と念じながら、丁寧に茶道具にさわる感覚が好きで、ずっと続けたいと思う。
先生の方が、おっくうになられたようなのが、こちらの気持ちを中途半端で落ち着かない気持ちにしている。
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煎茶のお点前で、今、時期的にちょうどよい、冷茶点前を習っている。
お湯の温度が低ければ低いほど、お茶の葉を急須にいれておく時間を長くし、何度もゆすったり(練るという)するだけのものだが。
水でもおいしく淹れられる。冷蔵庫から出したばかりの水では無理だが。
先日のお稽古では、二人が同時に淹れて、飲み比べたのだが、おいしかった方が、明らかに水の温度が高かった。
一方は、水が足りなくなって、冷蔵庫から出して、水注に水を足したものだったから。
この次は、焙茶(ほうじ茶)点前になる。
ここら辺までは、実際にも役に立つ。
私が習っている流派には、初伝と、奥伝があり、初伝のお点前は7つある。
私は、今までに、4つの許状をもらった。
あと、3つ許状をもらったら、一応、師範になれるのだが、そのときは、看板料という大きな出費を必要とする。
最初は、何年か習っているうちに、自然に最終の免状までもらえるようになるだろうと、おもっていた。
だけど、最近は、その気持ちがなえてきた。
長くやっていて、上に進めば、出かけなければならないお茶会も多くなるし、お点前を披露することもある。
大きなお茶会だったら、1万円ということもある。
どうも、先生方のお話を聞いていると、楽しんで出席するお茶会よりも、割り当てられて、仕方なく出かけることの方が、多いようだ。
お点前をやっている時間は、集中できて、楽しい。
でも、その先の目指すべきものに、魅力を見いだせなくなった。
もう、おいしいお茶でお客様をもてなすことは出来る。
少しは作法も身についた。
出来ることなら、師範の免状の手前までいって、下っ端のままで、時折、お稽古を楽しめたらいいのにな、とズルい気持ちでいる。
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川崎市煎茶道会の主催で、川崎大師で毎年行われている市民煎茶会だ。
お稽古を始めて2年になるので、そろそろ断ってばかりもいられなくなった。
5つの流派のお茶席が設けられていて、お茶席券は4枚あったので、4席に入った。
煎茶席が一つと、あとは玉露席だった。
お点前は、流派によってまったく異なる。だから、お茶を頂くときは、先頭に座っている正客のやり方を見て、それに倣う。
私が習っている東阿部流が他の流派と大きく違うところは、お茶を飲む時、楕円形の茶托を縦にして茶托ごと手に載せて頂くことである。他の流派は畳の上に茶托を横にして置いておく。
席に着く前に正客を決めるとき、いつでもみんな譲り合って、なかなか決まらないことがある。
正客はお点前が始まったら、主催する亭主とのやりとりで、掛け軸から、お花、道具の1品1品はもとより、お菓子まで、素性をみんなに聞かせる役目があるから大変だ。
私は、スクワットを毎日100回続けているから、膝は随分と正座に耐えられるようになったのだが、待ち時間と茶席とで、最後はもう中座しようかと思ったくらい膝が痛くなった。
やっとお茶会に出席したのに、「次はお点前をして下さいね」と言われる。そうなると、楽しんでばかりいられなくなる。「まだ無理ですので」と言えるあいだがいいのだけど、これまたそうは言っていられなくなるのが困ったことだ。
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